最終更新日:2026年02月13日
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SDカードの写真が一部だけ見れない・半分グレーになる時の対処|ファイル破損の原因と「トドメを刺さない」ための優先順位
「撮影したはずの写真が数枚だけ表示されない」「プレビュー(サムネイル)は見れるのに、拡大するとエラーになる」。
SDカードのトラブルで意外と多いのが、この「一部だけおかしい」という症状です。
全部消えたわけではないので、「まあいいか」と使い続けてしまいがちですが、これはSDカードのメモリチップの一部が壊れ始めている(不良セクタが発生している)危険なサインです。
この記事では、画像が破損する仕組みと、破損したデータをこれ以上壊さないための正しい対処法、そしてOpenLabが行う「破損ファイル修復」について解説します。
目次
なぜ「一部だけ」見えなくなるのか?3つの原因
デジタルデータは「0」と「1」の膨大な羅列です。写真1枚を構成するデータのどこか1箇所でも欠けると、画像全体が表示できなくなったり、乱れたりします。
1. 不良セクタ(メモリの物理的な穴)
SDカードの保存領域(NANDメモリ)には、無数の小さな部屋(セクタ)があります。
経年劣化や静電気などの影響で、一部の部屋が壊れて「開かずの間(不良セクタ)」になることがあります。
写真データの一部がたまたまその部屋に入っていた場合、その部分だけが読み取れず、画像が欠けたり開けなくなったりします。
2. 書き込み中の通信エラー(断片化)
撮影中や保存中にカードを抜いたり、バッテリーが切れたりすると、データの書き込みが中途半端に終わります。
「頭(ヘッダ)はあるけど足(データ末尾)がない」といった不完全なファイルになり、開こうとするとエラーになります。
3. サムネイルデータだけの生存
デジカメの写真は、高画質な「本体データ」とは別に、一覧表示用の小さな「サムネイルデータ」を持っています。
「一覧では見えるのに、タップすると開けない」という現象は、容量の小さいサムネイル部分は無事だが、肝心の本体データ部分が破損している状態です。
症状別チェック:その写真は「重傷」か「軽傷」か
画像の壊れ方を見ることで、SDカードのダメージレベルを推測できます。
【重傷】画像の下半分がグレー、または変色している
画像の上半分は正常だが、途中からグレー一色になったり、色がズレていたりする状態。
これは、画像データを構成する信号の途中に「不良セクタ」が発生し、読み込みがストップしてしまった状態です。
危険度:大
不良セクタは増殖する性質があります。放置すると他の正常な写真も見られなくなります。
【重傷】サムネイルは見れるが、開くと「表示できません」
カメラやPCの一覧画面では画像が見えているのに、開こうとすると「ファイルが壊れています」「表示できません」と出る状態。
これは本体データの重要部分(ヘッダ情報など)が欠損しています。
危険度:中
ファイル修復ソフトで直る場合もありますが、物理的な読み取りエラーが原因なら悪化します。
【軽傷】ファイル名が文字化けしている
ファイル名が「?????.jpg」や文字化けした記号になっている。
これは写真データそのものではなく、ファイルを管理する「目次(ディレクトリ)」が壊れているだけです。
危険度:小
データの中身は無事な可能性が高く、比較的容易に復旧できます。
データを守るために「やってはいけない」3つのこと
一部の破損だからといって油断してはいけません。以下の行動は被害を拡大させます。
NG 1. 何度もプレビューを表示させる
「見れないかな?」と何度も写真を開いたり、スライドショーを行ったりしないでください。
不良セクタ(傷)がある場所にアクセスしようとすると、SDカードのコントローラーが必死に再読み込み(リトライ)を繰り返し、傷を深めてしまいます。
結果、最初は数枚だった破損が、カード全体に広がり「認識しない」状態になります。
NG 2. そのカードで撮影を続ける
「壊れたのは一部だけだから、空き容量で撮影しよう」。これは絶対にNGです。
新しいデータを書き込むことで、壊れかけた管理情報に負荷をかけ、トドメを刺す可能性があります。
また、破損して「空き地」扱いになったデータの上に、新しい写真が上書きされるリスクもあります。
NG 3. チェックディスクで「修復」する
PCに繋いだ時に「スキャンして修復しますか?」と出ても、「いいえ」を選んでください。
Windowsの修復機能(チェックディスク)は、破損したファイルを「正常なファイル」として認識させるために、「壊れた部分を切り捨てる」処理をすることがあります。
半分グレーだった写真が、修復後には「ファイルサイズ0バイト(中身なし)」にされてしまう悲劇が多発しています。
OpenLabの技術:不良セクタからの「欠損データ補完」
OpenLabでは、破損した画像や動画を、以下の手順で可能な限り元の状態に戻します。
PC-3000で「読める部分」を極限まで回収
まず、専用機器「PC-3000 Flash」を使用し、不良セクタ(傷)を回避しながらSDカード全体のデータを吸い出します(ダンプ)。
通常のPCでは読み込みエラーで止まってしまう箇所も、PC-3000なら電圧を調整しながら何度もアプローチし、可能な限りデータの欠片を拾い集めます。
動画やRAWデータの高度な修復
拾い集めたデータの中に破損(グレー表示など)がある場合、ファイル修復エンジニアが解析を行います。
同じカメラで撮影した「正常な写真」のヘッダ情報(設計図)を参考に、壊れた写真の欠損部分を補完・修正し、再び開ける状態に組み直します。
特に動画(MP4/MOV)の修復においては、独自のアルゴリズムで映像と音声を同期させ、再生可能な状態にします。
料金と期間:定額59,800円で安心対応
ファイルの修復作業は、専門性が高く時間もかかるため、他社では高額なオプション料金になることがあります。
OpenLabは、物理的な読み出しからファイル修復まで含めて、以下の定額料金で対応します。
| プラン | 料金(税込) | 対象症状 |
|---|---|---|
| 軽度復旧 | 39,800円 | 文字化け、誤削除(上書きなし)。 |
| 中度復旧 | 49,800円 | 一部ファイルが開けない、画像乱れ(軽度)。 |
| 重度復旧 | 59,800円 | 不良セクタ多発、認識不安定、動画修復が必要な場合。 |
※完全成功報酬制です。希望するデータが復旧・修復できなかった場合、費用は0円です。
よくある質問
半分グレーになった写真は、完全に元に戻りますか?
正直にお伝えすると、不良セクタによって「データが物理的に消失(ゼロ)」している部分は、何もないところから絵を作り出すことはできないため、完全には戻りません。
しかし、データの並び順がズレているだけの場合は、修復によって綺麗に戻ることがあります。診断にて修復の可否を確認します。
結婚式の動画なのですが、修復できますか?
はい、動画修復も得意としています。動画ファイルはサイズが大きく、断片化しやすいため破損しやすいですが、PC-3000を使用して断片を集め、再生可能な形に結合・修復します。
まとめ
- Point
「一部見れない」はSDカード崩壊の前兆。無理に読み込まず通電をやめる。
- Point
チェックディスクなどの自動修復は、不完全なデータを「削除」するリスクがある。
- Point
OpenLabなら、不良セクタがあるカードからも安全にデータを抽出し、修復可能。
写真の一部が見えなくなる現象は、SDカードからの「もう限界です」という悲鳴です。
その声を聞き逃さず、すぐにプロに任せることで、被害を最小限に食い止めることができます。
大切な思い出が完全に消えてしまう前に、OpenLabの無料相談をご利用ください。
