データ復旧の見積もりは何で決まる?料金の仕組みと高額になる理由を解説

データ復旧の見積もりは何で決まる?料金の仕組みと高額になる理由を解説

最終更新日:2026年02月16日

データ復旧の見積もりは何で決まる?「時価」のように見える料金の仕組みと、金額が変わる3つのポイント

「A社では3万円と言われたのに、B社では30万円と言われた」。
データ復旧業界では、このような価格差が日常茶飯事です。

なぜこれほどまでに金額が違うのでしょうか?
それは、復旧にかかるコストが「データの量」ではなく「取り出すための手間の数(工数)」「必要な部品の希少性」によって決まるからです。

この記事では、ブラックボックスになりがちな「見積もりの内訳」を分解し、料金が高くなる具体的なケースと、適正価格を見極めるポイントについて解説します。

  • 復旧料金
  • 見積もりの仕組み
  • 論理障害・物理障害
  • ドナー部品
  • 定額制
目次

見積もり額を左右する「3つの変動要素」

データ復旧の原価計算は、料理のそれと似ています。「材料費」と「調理の手間」で決まります。

要素1:障害の種類(ソフト故障か、機械故障か)

最も大きく影響するのがここです。

  • 論理障害:HDDは壊れていないため、解析ソフトを操作する「技術料」だけで済みます。比較的安価です。
  • 物理障害:HDDを開封し、壊れたパーツを交換する「手術」が必要です。クリーンルームの使用料、顕微鏡作業の技術料、そして交換部品代がかかるため高額になります。

要素2:ドナー部品の価格と入手難易度

物理障害の場合、交換用の部品(ドナー)となる「正常なHDD」をもう1台用意する必要があります。
このドナーHDDが、市場にありふれている現行モデルなら数千円で済みますが、「10年前の生産終了モデル」や「海外でしか流通していないサーバー用HDD」の場合、部品調達だけで数万円〜十万円のコストがかかることがあります。
これが見積もりに直結します。

要素3:メディアの構造(RAIDや暗号化)

「HDD1台」よりも「HDD4台セットのNAS(RAID)」の方が、作業量は4倍になります。
また、複雑なRAID構成の解析や、BitLockerなどの高度な暗号化がかかっている場合、それを解除するための計算リソースと高度な技術料が加算されます。

「論理障害」と「物理障害」の価格差

一般的な相場観としては、以下のような差があります。

論理障害(軽度):技術料のみで済む

相場:3万円 〜 8万円
誤削除、フォーマット、ファイルシステム破損など。
部品交換が不要なため、純粋なエンジニアの稼働時間と解析マシンの使用料が主なコストです。

物理障害(重度):設備費+部品代が乗る

相場:10万円 〜 50万円以上
異音、落下、水没、経年劣化によるヘッド破損など。
開封作業にはリスクが伴うため、成功報酬も高めに設定される傾向があります。
また、一度の部品交換で直らない場合、2台、3台とドナーを消費することもあり、そのリスク分も見積もりに含まれます。

なぜ業者によって「10倍」も違うのか?

同じHDDの復旧でも、A社は5万、B社は50万ということがザラにあります。技術力の差もありますが、主な理由は「ビジネスモデルの違い」です。

広告費と営業マンの人件費

検索エンジンの最上部に広告を出している大手業者は、莫大な広告費をかけています。
また、電話対応専門のオペレーターや、スーツを着た営業マンを多数抱えています。
これらの「販管費」が、全て復旧料金に上乗せされているため、どうしても高額になります。

「容量課金」をするかしないか

多くの業者は「1TBなら◯万円、4TBなら◯万円」という容量別料金を設定しています。
しかし実際には、1TBでも4TBでも、ヘッド交換の手間や難易度は変わりません。(データの吸い出し時間が長くなるだけです)
大容量HDDを使っているだけで高額請求されるのは、この「容量課金」システムが原因です。

OpenLabの「定額制」が安い理由

OpenLabは、業界の常識である「時価」や「容量課金」を廃止しました。

部品ストックと自社ラボによるコストカット

私たちは、主要なHDDのドナー部品を中古市場から安く仕入れ、常時数千台ストックしています。
都度取り寄せのコストをカットし、さらに営業マンを置かずエンジニアが直接対応することで、中間コストを極限まで削りました。

上限59,800円のコミコミ価格

どんなに重度な物理障害でも、部品代込みで一律59,800円(税込)
これがOpenLabの提示する「適正価格」です。

プラン 料金(税込) 内訳
軽度復旧 39,800円 論理障害解析費、作業費。
重度復旧 59,800円 開封手術費、ドナー部品代、高度解析費のすべてを含む。

※RAID構成(NAS)の場合のみ、HDDの台数分のかけ算になりますが、単価は変わりません。

よくある質問

見積もり後に追加料金がかかることはありますか?

OpenLabでは原則ありません。ただし、納品用のメディア(外付けHDD等)をお客様でご用意いただけない場合に、弊社で代理購入する実費のみいただくことがあります。

他社で診断済み(開封済み)でも安くなりますか?

他社で開封されたHDDは、内部が汚染されていたり部品が欠品していたりするため、通常よりも難易度が高くなります。それでも可能な限り定額内で対応しますが、状態によっては復旧不可と判断せざるを得ない場合もあります。まずはご相談ください。

まとめ

  • Point

    見積もりは「障害レベル(論理/物理)」と「部品代」で決まる。

  • Point

    高額な業者は「広告費」や「容量課金」が上乗せされている。

  • Point

    OpenLabは部品ストックにより、重度物理障害でも定額59,800円を実現。

データ復旧の料金は、ブラックボックスではありません。
「なぜその金額になるのか」を明確に説明できない見積もりには注意が必要です。
OpenLabは、透明な料金体系と確かな技術で、お客様の「納得」と「データ」の両方を取り戻します。