最終更新日:2026年02月13日
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SDカードの写真が突然「0枚」に!ファイルシステム破損の正体と復旧までの全手順
「昨日まで見れていた数百枚の写真が、今日カメラで見たら『画像がありません』と表示される」。
「パソコンに繋いでもフォルダの中身が空っぽ…」。
SDカードを使っていると遭遇する、心臓が止まりそうになるトラブルです。
しかし、安心してください。「0枚」と表示されていても、データはまだそこにあります。
これは、データの「中身」が消えたのではなく、データがどこにあるかを記録している「目次(ファイルシステム)」が壊れただけの状態です。
この記事では、なぜ0枚になるのかという仕組みと、やってはいけないNG行動、そして目次を失ったデータを救出するプロの手順について解説します。
目次
なぜ「画像がありません」と表示されるのか?
SDカードの中には、画像データそのもの(実体)と、その画像のファイル名や保存場所を記録した「ファイルシステム(FAT32やexFAT)」という管理領域があります。
図書館の「検索機」が壊れた状態
0枚表示は、図書館で言うなら「蔵書(写真)はあるのに、検索システム(管理領域)がバグって『該当なし』と出る」状態です。
検索機が壊れているだけなので、書架に行けば本は並んでいます。
しかし、カメラやパソコンは検索機を通してしかデータを見られないため、「データがない(0枚)」と誤認してしまうのです。
容量を確認すれば「残っている」か分かる
パソコンでSDカードのプロパティ(使用容量)を見てみてください。
中身が見えなくても「使用領域:15GB / 空き領域:1GB」のように、容量が使われていれば、データの実体は確実に残っています。
逆に「使用領域:0GB」となっていた場合は、管理情報の破損だけでなく、フォーマットや電気的なショックでデータが消失している可能性があります。
【実録】復旧できた事例・できなかった事例
「0枚」になった後の行動が、復旧可否の目安を大きく左右します。
事例A(成功):0枚表示後、すぐにロックして持ち込み
- 状況:旅行中に突然「画像がありません」と表示された。
- 行動:「おかしい」と思い、カメラの電源を切り、SDカードを抜いてロックスイッチを「LOCK」に入れた。
- 結果:【100%復旧】
- 理由:データの書き込み(上書き)が一切行われなかったため、壊れた管理情報をPC-3000で再構築するだけで、元のフォルダ構成のまま綺麗に戻りました。
事例B(失敗):0枚だからと「テスト撮影」をしてしまった
- 状況:0枚と表示されたので、「カードが壊れたのかな?撮れるかな?」と数枚テスト撮影をした。
- 行動:新しく撮った写真は表示されたが、過去の写真は戻らなかった。
- 結果:【一部復旧(過去データ破損)】
- 理由:カメラは「0枚=空き容量がたっぷりある」と判断し、古い写真データが残っている場所に、新しい写真を上書きしてしまいました。上書きされた部分のデータは消滅しました。
絶対にやってはいけない「3つのタブー」
ファイルシステム障害は、適切な処置をすれば直りますが、以下の行動をすると「論理障害」から「データ消失」へと悪化します。
NG 1. 新しい写真を撮影する(上書き)
最も危険な行為です。前述の通り、見えなくなったデータの上に新しいデータを保存してしまいます。
SDカードは消耗品ですが、「0枚」と出たカードを使い続けるのは絶対にやめてください。
NG 2. フォーマット(初期化)する
「フォーマットすれば直るかも」と思うかもしれませんが、フォーマットは「管理情報を新品にする(=過去のデータを消す)」作業です。
これを行うと、復旧の難易度が上がり、ファイル名や撮影日時などの情報が失われる可能性があります。
NG 3. チェックディスクで修復を試みる
PCで「修復しますか?」と聞かれて実行すると、Windowsは壊れた管理情報を無理やりつじつま合わせしようとします。
その結果、本来残っていた写真データが「破損ファイル(FILE001.CHKなど)」に変換されたり、切り捨てられたりして、復旧困難になるケースが多発しています。
OpenLabの復旧手順:「目次」なしで本を探す技術
目次(ファイルシステム)が壊れたSDカードから、OpenLabはどうやってデータを救出するのでしょうか。
ステップ1:カード全体のダンプ(複製)作成
まず、SDカードにこれ以上の変更を加えないよう、専用機器(PC-3000 Flash)を使ってカードの中身を丸ごと別のHDDにコピー(イメージファイル化)します。
以後の作業はこのコピーデータに対して行うため、原本のSDカードを傷つけることはありません。
ステップ2:拡張子ヘッダによる「Carving(切り出し)」
壊れた目次はあてにせず、データ領域を先頭からスキャンします。
JPEG画像なら「FF D8」、動画なら「ftyp」といった、ファイルの種類ごとに決まっている「書き出しの信号(ヘッダ)」を探し出します。
「ここからここまでが写真データだ」という痕跡を見つけ出し、一本釣りのようにデータを切り出して救出します。
これにより、フォルダ構造が消えていても、写真や動画の中身を救い出すことができます。
料金と期間:定額39,800円〜で安心対応
ファイルシステム破損のような論理障害は、基本的に軽度〜中度の復旧となります。
| プラン | 料金(税込) | 対象症状 |
|---|---|---|
| 軽度復旧 | 39,800円 | 0枚表示、フォルダ消失、誤削除、フォーマット(クイック)。 |
| 中度復旧 | 49,800円 | 不良セクタによる管理情報破損、画像の一部乱れ。 |
※完全成功報酬制です。データが戻らなければ0円です。
よくある質問
ファイル名や撮影日時は元通りになりますか?
管理情報の破損具合によります。軽度であればフォルダ名もファイル名もそのまま復旧できます。重度の場合は、ファイル名が「FILE001.jpg」のような連番になることがありますが、写真データの中にあるExif情報(撮影日)は残っているため、撮影順に並べることは可能です。
スマホのmicroSDカードでも対応できますか?
はい、対応可能です。Androidスマホなどで「SDカードが破損しています」と表示されるケースも同様の症状ですので、フォーマットせずにそのままお送りください。
まとめ
- Point
「0枚表示」は目次が壊れただけ。データの実体は残っている可能性が高い。
- Point
最も危険なのは「撮影続行(上書き)」。すぐに使用を中止すること。
- Point
OpenLabなら、目次がなくてもデータの痕跡からファイルを救出可能。
大切な旅行の写真や、子どもの成長記録が突然見えなくなるとパニックになります。
しかし、焦ってあれこれ操作することこそが、データを消してしまう最大の原因です。
「おかしいな」と思ったら、何もせずにカードを抜き、OpenLabの無料相談をご利用ください。見えなくなった思い出を、プロの技術で再び見えるようにします。
