最終更新日:2026年02月13日
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【警告】SDカード「読み込めない・フォーマット要求」復旧前に絶対やってはいけない4つのこと|その操作でデータは消えます
カメラやスマホにSDカードを入れたら、「カード異常」や「フォーマットする必要があります」というメッセージが出た。
この瞬間、あなたのデータは崖っぷちに立たされています。しかし、まだ落ちてはいません。崖から突き落とすのは、エラーそのものではなく、その後の「あなたの操作」です。
「とりあえず指示通りにボタンを押してみよう」「ネットで見た修復コマンドを試そう」。その親切心や好奇心が、取り戻せるはずだった写真を永遠に葬り去ることになります。
この記事では、SDカードのトラブル時に「絶対にやってはいけない4つのNG行動」と、その技術的理由について、データ復旧のプロが警鐘を鳴らします。
そのメッセージは「初期化(データ消去)の誘い」です
トラブル発生時、画面には親切そうなメッセージが表示されますが、その意味を正しく理解していないと取り返しがつかないことになります。
パソコンやカメラが「フォーマット」を勧める理由
「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」
これは、「SDカードの中の目次(ファイルシステム)が壊れていて読めません。中身を全部捨てて、新しい空のカードとして作り直していいですか?」という意味です。
機械にとっては「カードが再び使えるようになること」が最優先であり、中のデータのことなど一切考慮していません。この提案は、データ復旧とは真逆の「データ消去」の提案なのです。
「はい」を押すと何が起きるのか?
「はい」を押した瞬間、SDカードの管理領域(FATテーブルなど)が真新しい情報で上書きされます。
本の目次ページを白紙に戻すようなもので、どこにどの写真があったのか、ファイル名はどうだったのか、といった情報が全て失われます。
特にSDカードの場合、フォーマットによるデータ痕跡の消失レベルが高く、復旧可否の目安が著しく低下します。
【絶対禁止】データを完全に殺す4つのNG行動
ここからは、具体的にどんな行動がNGなのか、なぜダメなのかを技術的に解説します。
NG 1. フォーマット(初期化)を実行する
【危険度:★★★★★】
前述の通り、自らデータを消す行為です。
「クイックフォーマットならデータは残る」という説もありますが、それはHDDの話です。Flashメモリ製品(SDカードやSSD)の場合、フォーマットと同時に全セクタを物理的に消去する機能が働く場合があり、その場合はプロでも100%復旧不可能です。
NG 2. テストで新しい写真を撮る(上書き)
【危険度:★★★★★】
「1枚くらい撮ってみて、保存できるか確認しよう」。これが最も恐ろしい行為です。
SDカードがエラーを起こしているとき、システムは本来データがある場所を「空き地」と誤認していることがあります。
そこで新しい写真を撮ると、過去の大切な思い出写真の上に、今のテスト写真が上書き(Overwrite)されてしまいます。
デジタルデータにおいて、上書きされた古いデータは物理的に消滅します。二度と戻りません。
NG 3. 「スキャンして修復(チェックディスク)」を行う
【危険度:★★★★☆】
パソコンに接続した際、「このドライブに問題があります。スキャンして修復しますか?」と出ることがあります。
これはWindowsの修復機能(チェックディスク/chkdsk)です。
この機能は「Windowsがエラーなく使えるようにすること」が目的で、「データを守ること」ではありません。
実行すると、読めないデータ部分を「不良クラスタ」として切り捨てたり、ファイル名を「FILE0001.CHK」のように強制変換してバラバラにしたりします。
結果、「エラーは消えたが、データも消えた(または破損した)」という状態になります。
NG 4. 接点復活剤を大量に吹きかける
【危険度:★★★☆☆】
「接触不良かも?」と思って、端子部分に接点復活剤やエタノールを吹きかける人がいます。
少量を綿棒につけて拭くなら良いですが、直接スプレーすると、液体が隙間からカード内部に浸透します。
内部の基盤やチップが濡れた状態で通電すれば、ショートして物理的に焼き切れ、復旧不可能になります。
スマホ・カメラ特有の「隠れリスク」
パソコンだけでなく、撮影機材やスマホ特有の落とし穴もあります。
Androidの「内部ストレージ化」解除の罠
AndroidスマホでSDカードを「内部ストレージ」としてフォーマットして使っていた場合、そのSDカードは暗号化されています。
「認識しないから」といってスマホから取り出し、PCでフォーマットしたり、スマホ側で「外部ストレージとしてフォーマット」し直したりすると、暗号を解く鍵が失われます。
内部ストレージ化されたSDカードは、そのスマホ以外ではデータが見られません。初期化は厳禁です。
ソニー製カメラの「完全消去フォーマット」
一部のデジタルカメラ(特にソニー製など)には、フォーマット機能の中に「物理フォーマット(完全消去)」に近い処理を行うものがあります。
これを行うと、管理情報だけでなくデータ領域すべてに「ゼロ(0)」が書き込まれ、データの痕跡が完全に消滅します。いかなる技術を使っても復元できません。
正しい初動対応は「現状維持」一択
では、どうすればよかったのか? 正解は「エラーが出た時点で電源を切り、カードを抜いて、そのまま何もしない」ことです。
プロなら「PC-3000」で安全にデータだけ抜ける
OpenLabでは、エラーの出ているSDカードに対し、PCやカメラを通さずに専用の解析機「PC-3000 Flash」を接続します。
- 書き込み禁止措置:データを読み取るだけで、一切の上書きを行わない設定で作業します。
- 破損情報のスキップ:壊れた管理情報を無視し、奥底にある「画像データ」や「動画データ」の実体を直接探しに行きます。
これにより、フォーマットすることなく、またデータを改変することなく、安全に救出が可能です。
OpenLabは「定額59,800円」で高難易度解析も対応
もしSDカードが物理的に折れていたり、認識しなくなっている場合でも、OpenLabなら対応可能です。
特にmicroSDカードのような「モノリス(基盤一体型)」タイプは、顕微鏡を使った高度な配線解析が必要ですが、OpenLabなら追加料金なしの定額で対応します。
| プラン | 料金(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 軽度復旧 | 39,800円 | 誤削除、フォーマット要求(未実行時)。 |
| 重度復旧 | 59,800円 | 認識しない、物理破損、モノリス解析。 |
※完全成功報酬制です。データが出なければ0円です。
よくある質問
フォーマットしてしまった後ですが、復旧できますか?
「クイックフォーマット」かつ「その後に何も保存していない」状態であれば、復旧できる可能性は残っています。しかし、その後に写真を1枚でも撮ってしまったり、完全フォーマットだった場合は絶望的です。何もせずにすぐにご相談ください。
スマホで撮った動画も復旧できますか?
はい、可能です。動画ファイルはサイズが大きく、断片化しやすいため難易度が高いですが、OpenLabでは動画ファイルの構造を補正する技術を持っており、再生可能な状態で復旧します。
まとめ
- Point
「フォーマットしますか?」には必ず「いいえ」。押したらデータ消滅。
- Point
エラーが出たカードで「テスト撮影」や「スキャン」をしてはいけない。
- Point
何もしない状態でOpenLabに送るのが、最も復旧可否の目安が高く、安上がり。
SDカードのトラブルは、最初の一手が運命を分けます。
焦ってボタンを押してしまう前に、一度深呼吸してください。そのデータは、まだそこにあります。
OpenLabは、あなたのその大切なデータを、傷つけることなく取り出すための「駆け込み寺」です。まずは無料相談をご利用ください。
