【実録】「他社で復旧不可」と宣告されたM.2 NVMe SSD。OpenLabがデータを取り戻すまでの72時間

【実録】「他社で復旧不可」と宣告されたM.2 NVMe SSD。OpenLabがデータを取り戻すまでの72時間

最終更新日:2026年03月24日

【実録】「他社で復旧不可」と宣告されたM.2 NVMe SSD。OpenLabがデータを取り戻すまでの72時間

データ復旧の現場には、時として「絶望」が持ち込まれます。今回ご紹介するのは、あるデザイン会社様から持ち込まれた1枚のM.2 NVMe SSD。すでに大手の復旧業者2社に依頼し、いずれも『チップの物理的損傷により復旧不可能』と返却された個体でした。

OpenLabがどのようにしてその「不可能」を覆し、3年分のデザインプロジェクトデータ、約1.2TBを無傷で救出したのか。その技術的舞台裏を詳細に解説します。

  • 復旧事例
  • 他社不可案件
  • 重度物理障害
  • 基板回路修復
  • デザインデータ救出

1. ご相談時の状況:絶たれた希望

ご依頼主様は、締め切り直前の重要なプロジェクトファイルを抱えていました。使用していたハイエンドPCが作業中に突然フリーズし、強制終了後に再起動したところ、ドライブがBIOSから完全に消失。地元の修理店、そして国内最大手のデータ復旧業者へと順に持ち込まれましたが、診断結果はいずれも厳しいものでした。

「コントローラーチップの内部焼損。メモリエリアへのアクセスが物理的に遮断されており、現時点の技術では復旧不可。」

そんな中、最後の望みを託してOpenLabへセカンドオピニオンをご依頼いただいたのが始まりでした。

2. OpenLabによる精密診断:わずかな「熱」の違和感

私たちは、まず「なぜ他社が復旧不可と判断したのか」を検証しました。従来のテスター診断では、確かにコントローラー周辺の回路がデッド(無反応)状態でした。

しかし、OpenLabが誇る高解像度サーモグラフィー解析により、わずか0.5mmサイズの「電源管理IC(PMIC)」の隣にある極小のバイパスコンデンサが、通電の瞬間に0.1秒だけわずかに温度上昇することを確認しました。これは、コントローラー自体が死んでいるのではなく、**「コントローラーに電力を供給する前段の回路がショートし、保護回路が働いて通信を遮断している」**可能性を示唆していました。

3. 復旧プロセス:エンジニアの72時間

  1. 基板のマイクロソルダリング(第12時間): 実体顕微鏡下で、ショートしていた極小コンデンサを除去。ドナー基板から正常なコンデンサを移植し、回路を正常化。この時点で、SSDに待望の「READY信号」が灯りました。
  2. テクノモードでの深層解析(第24時間): 回路は直りましたが、まだデータは見えません。度重なる通電テストの影響で、ファームウェアの一部が「パニックモード」に陥っていました。PC-3000を接続し、サービスエリア内にあるマッピングテーブル(L2P変換表)を手作業で修正し、仮想的にマウントに成功。
  3. 1.2TBの高速データイメージング(第48〜72時間): SSDの状態が不安定だったため、1秒たりとも無駄にはできません。専用機材の「リード・スタビライザー機能」を駆使し、エラーをスキップしながら全領域のイメージを別の正常なHDDへ複製。最終的に、全データの99.9%を抽出することに成功しました。

4. 復旧結果とお客様の声

抽出されたデータの中には、翌週に納品を控えていた大型案件のデザインデータがすべて含まれていました。お客様からは、「他社でダメだと言われた時、目の前が真っ暗になりました。OpenLabさんの『まだ可能性はあります』という言葉に救われました」という涙ながらのお電話をいただきました。

まとめ:諦める前にOpenLabへ

  • 教訓1

    「復旧不可」という診断は、あくまで「その業者の設備と技術では不可能」という意味でしかない場合があります。

  • 教訓2

    SSDの障害は複雑です。基板上の数ミリの部品1つを直すだけで、データが蘇ることがあります。

  • 教訓3

    大手で断られた案件こそ、OpenLabの「深層解析」が真価を発揮します。

もしあなたが今、他社から「復旧不可」のレポートを受け取って立ち尽くしているなら、そのSSDをそのままOpenLabへお送りください。私たちは、最後の1セルまでデータの可能性を追い求めます。