ファイルシステム破損の復旧|NTFS・exFAT等の修復と絶対NGな行動

ファイルシステム破損の復旧|NTFS・exFAT等の修復と絶対NGな行動

最終更新日:2026年02月13日

ファイルシステム破損の復旧(NTFS/FAT/exFAT)|「目次」が壊れたHDDからデータを救い出す方法

HDDやUSBメモリを接続すると「フォーマットする必要があります」と言われたり、プロパティが「RAW」と表示されたりする。
これは、データの整理整頓ルールである「ファイルシステム(File System)」が破損している状態です。

NTFS、FAT32、exFATなど種類は様々ですが、共通しているのは「データの実体は残っているのに、PCが読み方を忘れてしまった」という点です。
この記事では、ファイルシステムが壊れる原因と、種類別の特徴、そしてデータを消さずに復旧するための正しい手順について解説します。

  • ファイルシステム破損
  • NTFS修復
  • exFAT認識しない
  • RAWデータ
  • 論理障害
目次

ファイルシステムとは?「図書館の検索カード」の役割

HDDやSSDの中には、写真や書類といった「データの実体」と、それがどこにあるかを記録した「管理情報(ファイルシステム)」の2つが存在します。

これが壊れると「本はあるのに探せない」

ファイルシステムが破損するというのは、「図書館の蔵書(データ)は無事だが、検索システム(管理情報)がバグって、どこに何があるか分からなくなった」状態です。
パソコンは管理情報を通じてしかデータを見れないため、「中身が空っぽ」あるいは「フォーマットされていない(未整理)」と誤認してしまいます。

主なエラーメッセージ一覧

ファイルシステムが壊れると、Windowsは以下のようなエラーを出します。

  • 「ドライブ X: を使うにはフォーマットする必要があります」
  • 「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」
  • 「パラメーターが間違っています」
  • 「アクセスできません。インページ操作の実行エラー」

種類別:破損の特徴と復旧難易度

使用しているメディアによって、使われるファイルシステムの種類が異なり、壊れ方も違います。

NTFS(Windows標準):MFTの破損が致命的

対象:Windows内蔵HDD/SSD、大容量外付けHDD
特徴:「MFT(マスターファイルテーブル)」という巨大な台帳で全ファイルを管理しています。
NTFSは頑丈ですが、このMFT領域に不良セクタが発生すると、一気にドライブ全体にアクセスできなくなります。
ただし、MFTのバックアップ(ミラー)を持っているため、プロのツールを使えば復旧可否の目安は高いです。

exFAT(USB/SDカード):強制終了に弱く、消えやすい

対象:大容量USBメモリ、SDカード、Mac/Win両対応HDD
特徴:NTFSのような複雑な保護機能(ジャーナリング)を持たないため、データの書き込み中に「ブチッ」と抜くと、非常に高い確率で管理情報が飛びます。
フォルダ構造が消失しやすく、復旧時にはフォルダ名が失われるケースもあります。

FAT32(古い規格):断片化しやすく復旧が難しい

対象:古いUSBメモリ、32GB以下のSDカード
特徴:構造が単純ですが、データが分散して保存される「断片化(フラグメンテーション)」が起きやすいです。
断片化した状態でファイルシステムが壊れると、データの断片を繋ぎ合わせることが困難になり、画像の下半分が切れたり、動画が再生できなくなるリスクがあります。

【警告】CHKDSK(修復コマンド)の危険性

ネットで検索すると「CHKDSKコマンドで修復しよう」という記事が出てきますが、データ復旧の観点からは「最悪の選択肢」です。

「修復」=「読めないデータを捨てる」こと

CHKDSKの目的は「Windowsがエラーなく動くようにすること」です。
整合性が取れないファイルを見つけると、CHKDSKはそれを「直す」のではなく、「切り捨てる(削除する)」「意味のないファイル(.chk)に変換する」ことで解決します。
「修復完了」と出たのに、大切なフォルダが消えていた…という悲劇はこれが原因です。

物理障害(不良セクタ)が潜んでいる場合

ファイルシステム破損の原因が「HDDの物理的な傷(不良セクタ)」だった場合、CHKDSKは傷の上を何度も読み書きし、傷を致命的なレベルまで広げます(トドメを刺す)。
論理障害か物理障害か、自己判断がつかない状態で実行してはいけません。

OpenLabの復旧技術:「目次」なしでデータを読む

OpenLabでは、Windowsの機能を使わず、専用の解析機(PC-3000)でデータを直接制御します。

仮想ファイルシステムの構築

壊れてしまった本来のファイルシステムを修正するのではなく、メモリ上で「仮想的なファイルシステム」を構築します。
破損したMFTや管理領域の断片情報を拾い集め、「本来こうあるべきだった」というフォルダ構造をシミュレーションして表示させます。
これにより、HDD内のデータに一切変更を加えることなく(安全に)データを抽出できます。

RAWリカバリ(拡張子ヘッダ検索)

ファイルシステムが完全に崩壊している場合(exFATなどで多い)、管理情報は諦めて、データ領域を全スキャンします。
ファイルごとの「書き出し(ヘッダ)」の特徴を探し、「ここからここまでがJPEG画像」「ここはExcel」という風に、データを一本釣りします。
ファイル名は失われることがありますが、データの中身そのものは救出可能です。

料金:論理障害なら定額39,800円

ファイルシステム破損は、多くの場合「論理障害(軽度)」に分類されます。

プラン 料金(税込) 対象
軽度復旧 39,800円 論理的なファイルシステム破損。
(誤操作、不正な取り外しなど)
中度復旧 49,800円 不良セクタ(物理障害)が原因の破損。
※PC-3000によるクローン作成必須。

よくある質問

フォーマットしてしまった後でも復旧できますか?

「クイックフォーマット」であれば、管理情報が新しくなっただけでデータ実体は残っているため、高確率で復旧可能です。ただし、新しいデータを保存(上書き)してしまうと復旧可否の目安は下がります。何もしない状態でお送りください。

市販ソフトでスキャンしたら「RAW」と出ました。

市販ソフトで復旧できない「RAW」状態は、ファイルシステムの損傷が激しいか、不良セクタが多発している可能性があります。これ以上スキャンを続けるとHDDが物理的に壊れる恐れがあるため、プロの診断を受けることをお勧めします。

まとめ

  • Point

    ファイルシステム破損は「目次」のトラブル。データ実体は残っている。

  • Point

    「フォーマット」や「CHKDSK」はデータを消す行為。絶対NG。

  • Point

    OpenLabなら、壊れた管理情報を仮想的に修復し、安全にデータを抽出。

「フォーマットしてください」というメッセージは、データ消失の入り口ですが、同時に「まだデータはある」という証拠でもあります。
焦ってボタンを押さず、まずはOpenLabの無料相談をご利用ください。
複雑に絡まったデータの糸を解きほぐし、大切なファイルを元通りにお返しします。